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第20回研究会SFL研究会(2019年9月7日土曜日済,場所:上智大学)


第20回SFL研究会を開催いたしました。ご登壇いただきました先生方をはじめ,ご参加いただきました皆様,運営メンバーの皆様,ありがとうございました。17名の方にご参加いただきました。


日時: 2019年9月7日(土曜日)10:00~17:10終了

場所: 上智大学四谷キャンパス10号館301


第1部 10:00-11:40 SFL輪読会 ご担当:寺川かおり先生 (成蹊大学)


第2部 13:00-14:00 研究発表① 川西慧先生 (武庫川女子大学) 「英語アカデミックライティングにおける指示: 学習者による談話レベルの誤用とジャンルに基づいた指導の効果」

第3部 14:10-15:20 研究発表② 久米克弥氏 「日英語におけるインポライトネス分析:選択体系機能言語学の応用」


第4部 15:40-17:10 研究発表③ 稲子あゆみ先生(神戸市外国語大学) 「談話意味論から見た敬語の諸機能」



 

ご挨拶


さて,今年度で20回目の開催となりました。20回目の研究会を振り返りたいと思います。

10:00開始,日野先生からのご挨拶がありました。無事に開催することができ嬉しく思いました。





 

第1部 10:00-11:40

SFL輪読会 

ご担当:寺川 かおり先生 (成蹊大学)


寺川先生にご担当いただき,Chapter 5: How speakers take a position: Exploring interpersonal meanings を深く読みました。

個人的にはこのinterpersonal meaning ( 対人的意味 ) 部分を重要視しています。英語学習者が書いたエッセーの中に含まれるinterpersonal meaningについて分析しています。寺川先生,ご解説ありがとうございました。




Butt, D., Fahey, R., Feez, S., Spinks, S., & Yallop, C. (2002). Using Functional Grammar: an explorer’s guide. 2nd. Sydney: Macquarie University.




 

第2部 

13:00-14:00 研究発表①

ご登壇者:川西 慧先生 (武庫川女子大学)

発表題目:「英語アカデミックライティングにおける指示: 学習者による談話レベルの誤用とジャンルに基づいた指導の効果」


特に,「推論に基づく訂正フィードバックの不正確さ」の内容と「Genre-based な指導モデルとしての実施と検証」の内容が興味深かったです。研究フレームワークが最高に厳密に吟味されていました(感銘)。

ジャンルベースを導入したL2ライティングをESP/EAP視点から分析されていました。私はGBA(Genre-based approach) L2 WritingをSFL視点から分析しています。この2つの違いがみられてよかったです。はるばるお越しくださり,ありがとうございました。


 

第3部

14:10-15:20 研究発表②

ご登壇者: 久米 克弥 氏

発表題目:「日英語におけるインポライトネス分析:選択体系機能言語学の応用」



Brown & Levinson (1987)のポライトネス理論と定義についての説明がありました。このpoliteness 理論については卒論指導の関係で少し予備知識があり,すんなり理解できました。FTA (Face Threatening Act),この部分の定義もおもしろかったですね。




日本語における終助詞がimpoliteness度合いを強化することを学びました。日本語で「以上よ。」この「よ」の部分が終助詞です。 Face Threatening Actとなる情報の断定により, impolitenessを強化するとのことです(久米,2019)。


素晴らしいご講演,ありがとうございました。



 

第4部 

15:40-17:10 研究発表③

稲子あゆみ先生(神戸市外国語大学)

「談話意味論から見た敬語の諸機能」


Inako, A. (2019). Recognising Voices: The ‘Voice-Holder’Aspect of engagement in Experts’ Tweets on the Fukushima Nuclear Crisis. In Specialized Discourses and Their Readerships (pp. 47-68). Springer, Singapore.


稲子先生のご研究ご著書は上のデータです。

本研究会内容の詳細は上のご本の中にかかれています。

3.11の原発事故後に記入された,Twitterの内容を分析され,ついったらんどにおける共同体形成についてSFLの枠組みを使い深い分析をされていました。続きは,稲子先生のご著書をご確認くださいね。


懇親会で,ついったらんどは,発信側のTenor, Field等が不透明な場合,受け取り側のTenor, Field の不透明さが相極まって炎上するんだよねと教わりました。


 

第5部 夜の部

18:00から

懇親会

ポルトガル料理最高でした。素敵なお店を選んでくださり,ありがとうございました。



 

運営委員会の皆様へ,

第20回SFL研究会を無事に終えることができました。

会長である日野裕子先生 当日のご挨拶と終わりのことばありがとうございました。21回目もどうぞよろしくお願いいたします。

会場設営・懇親会をご担当してくださいました,小林 功治先生,ありがとうございました。

当日司会進行を務めてくださいました,西条 正樹先生,ありがとうございました。


皆様,21回目もおめにかかれることを楽しみしています。




 












科研費協賛: 研究課題/領域番号: 19K13278

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