「SFL(選択体系機能言語学)理論を初めて知る方々を対象に, SFLの基礎的な理論を再確認するとともに言語教育への応用方法を参加者で議論します」という目標をかかげ,第5回輪読会を実施しました。
今回の輪読担当者は, 水野 友貴 先生(愛知学院大学, 非常勤講師)に,ご協力いただきました。
輪読内容は,
Chapter 6: pp. 133-158 “How speakers organize their message: Exploring textual meanings”, Butt, D., Fahey, R., Feez, S., Spinks, S., & Yallop, C. (2000?). Using Functional Grammar: an explorer’s guide. 2nd. Sydney: Macquarie University.

特に,テクスト形成的意味,Clauseを構成する3つの意味(Halliday, 1994), 主題(Theme)と題述(Rheme), 話題的主題(topical theme), 対人的主題(interpersonal theme), テクスト形成的主題(textual theme), predicated Theme, 多重主題, そして(私にとっては難関でした) 有標・無標(marked / unmarked とMoodに関する知識を伝授・解説していただきました。
講師である水野先生の豊富な知識をベースにしました解説および,参加者の皆さんの解説をじっくり聞き,練習問題に挑みました。
練習問題は Eggins (2004) pp. 301-307を解きました。答え合わせの瞬間は,自分の分析が間違っていないかドキドキ(どぎまぎ)しながら解答しましたが,先生方のおかげで何とか理解でき,正解することができました。(小さな成功が自信になる。)

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